提示したいカードを簡単に検索できます
(1)トップページの一覧表から、当てはまるボタンを選び、クリックします。
一覧表は@共通場面、A学校場面、B家庭場面、C地域場面の4つの場面に分けて整理してあります。当てはまる場面の中から、もっとも実際の場面に近いものを選んでください。
タテの項目はより具体的な場面です。横の項目は必要となる力を表しています。座標の交わるところの赤丸をクリックして、提示したい場面を探してください。
(2)カテゴリーページに移動するので、特定のカードを選びます。その時、子どもの理解に応じて3つのモードから1つをを選んでクリックしてください。
シンプルモードは、1枚のカード(正しいやり方)、ノーマルモードは2枚のカード(○と×)、クイズモードは、2枚のカードから正しいものを選ぶクイズ形式で提示します。
(3)特定のカードから、1つ上にもどる。または、トップページにもどることができます。
使用上の留意点
このPALS4S(ピクチャー・アクション・ラーニング・システム・4シーンズ)は、2枚のイラストから意味を読み取り、○×の判断ができる子どもたちに有効な提示手段です。
しかし、自閉症スペクトラムの子どもたちの中には、視覚情報に依存する傾向が強いために、「そうしなければならない。」と強迫的に思いこむことがあります。また、1つのパターンを正しいと教えられると、そのパターンに強く執着する場合も考えられ、それが新たな困難さを生み出すこともないとは言えません。
PALS4Sを使用する場合の留意点として、次の点を守ってください。
@指導の全体計画レポートをよくお読みください。
A小集団で確認ポイントをていねいに学習し、充分に理解を深めてください。
B目の前の事象を改めようとして、強迫的にカードを使わないでください。
そのことによって、新たな困難さを生み出すこともあり得ます。
PALS4Sを水戸黄門の印籠のように権力的に使ってはいけません。PALS4Sは、わかりにくい社会的な活動が、一般的に求められている方向性はどうなっているのかという問題を少しでもわかりやすく提示しようとして作られた教材です。決して不適応行動を禁止・排除する目的ではありません。ゆっくり時間をかけて、自覚を促し、葛藤しながら少しずつ乗り越えるように使って欲しいのです。
「PAL」は友だちという意味を表します。友だちのように、子どもの気持ちに寄り添って、末永く使っていただきたい教材です。